第16回 八王子古本まつり SPECIAL LECTURE

森で出会う百薬たちの世界
日本は、実は世界でも有数の植物の多様性が豊かな国です。
特に八王子市には、日本で一番植物の種類が多い高尾山(約1300種)が鎮座しています。90歳以上のおばあちゃん、おじいちゃんの時代は、植物に囲まれているということは薬に囲まれているということでした。
山や野に入り、当たり前のように、様々な植物を見分け、煎じたり、乾燥させたり、お風呂に入れたりと使い分けていました。
そんな伝統的な智恵がどんどん失われ、植物たち=百薬を使う文化が消えはじめたとたん、百薬たちは雑草になってしまったように思います。
チベット医に、日本で唯一なられた小川康さんをゲストにお呼びし、森は色とりどりの薬草で溢れていること、薬草文化のこと、チベット医学とは?医学とチベット仏教の関係は?などなどいろんなお話を伺います。
■コーディネーター 坂田昌子(高尾山生物多様性ガイド、八王子古本まつり実行委員長)
- ひにち:
- 2017.5.4 14:00-17:00
- ところ:
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となりわ / 八王子市横山町9-10
(JR八王子駅北口から徒歩8分) - 参加費:
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1,500円 + 1 order (満員御礼)
氏名、参加人数、連絡先を記載の上、以下までご連絡ください。FAX 042‐684‐9119
※予定の予約数に達したため、現在参加の受付を停止しております。
たくさんのお問合せありがとうございました。

小川康(薬剤師・チベット医)
東洋と西洋の医学を薬学で結ぶ情熱の薬剤師。
富山県出身。1970年生まれ。「森のくすり塾」主宰。東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、 99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。2009年7月小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬房」開店。(現在は「森のくすり塾」に改称、長野県別所温泉に移転)2015年3月、早稲田大学文学学術院を卒業。修士論文のテーマは「薬教育に関する総合的研究」 著書:『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』(径書房)『チベット、薬草の旅』(森のくすり出版)